エフエイ研のサイエンスキャンプはこれまでに「空気の研究」「光の研究」「電気の研究」「磁石の研究」「音の研究」「水の研究」「ロボット」などいろいろなテーマで行ってきました。今年は16回目で「発電」です。
   電気を起こす方法は昔からいろいろと考えられてきました。しかし、効率よく安定した電力を大量に発電するとなるとその方法は限られ、水力発電、火力発電、原子力発電が世界中で利用されています。
   しかし、水力発電は河川の崩壊につながり、火力発電はCO2の発生による環境破壊が問題になっており、原子力発電は昨年の大震災で経験したように大変恐ろしいものであり、未だにその放射能汚染は世界規模で広がっています。
   そもそも原子力エネルギーという人間の力では制御できないエネルギーを発電に利用しようという考えが間違っているのですが、「便利」という言葉に惑わされた国と原子力学者や技術者たちの自惚れがあのような取り返しの付かない大事故を起こしたのです。
   これからは、今までとは別の発電方法を考え、本当に安全で安心の電力を利用できるようにしなければなりません。
   そこで、今年のサイエンスキャンプでは、電気の勉強をしながらいろいろな発電について紹介し、子供たちでできる実験をとおして、未来の発電を考えるきっかけにしたいと考えています。
 

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