仔羊サイエンスキャンプはこれまでに「空気の研究」「光の研究」「電気の研究」「磁石の研究」「音の研究」「水の研究」「ロボット」などいろいろなテーマで行ってきました。今年は第17回目で「見えないものを見る」です。

   私たちが普段何気なく知っているものはいろいろありますが、よく観察してみるとそこには不思議が一杯あります。
   例えば地球上の私たちは地球の引力に引っ張られていますので地球にくっ付いていますが、引力というものを見ることは出来ません。地球の大気の中に住んでいますが、空気を見ることもできません。いろいろな音を聞いていますが、音を見ることはできません。テレビを見ることは出来ますが、電気も電波も見ることは出来ません。太陽の光は白く見えますが、いろいろな色の光が混ざって白く見えています。でもどのような光の色が混ざっているのかは見ることが出来ません。昔から、このようなものを目で確かめたいと思っていたのでしょう。そこでさまざまな工夫や発明で見えないものを目で確かめるようにしてきました。科学の歴史は「見えないものを見えるようにした」歴史でもあるのです。
   今年のサイエンスキャンプでは、先人の科学の歴史にならって、普段は見えないものを目で見る工夫をしてみようと思います。内容は、@空気を見よう A音を見よう B太陽光を見よう C磁力線を見よう D電気を見よう E放射線を見よう F原子の出す光を見よう などなど、子供たちの身近なものからあまり普段には馴染みの無いものまで挑戦してみます。また、子供たちの「こんなものが見てみたい」というものがあれば、そのようなリクエストにも挑戦してみるつもりです。
  エフエイ研
   
 
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